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戸建て賃貸の基本・メリット・デメリット

賃貸一戸建てのデメリットとは?借りる前に知りたい注意点を解説

梶原 誠一 / 更新:2026-06-24
賃貸一戸建てのデメリットとは?借りる前に知りたい注意点を解説
「広い家に安く住みたいから、賃貸の一戸建てを探している」。その気持ち、よく分かります。ただ正直に言うと、戸建て賃貸はマンション・アパートにはない落とし穴が多い。物件が少なく、家賃も光熱費も割高になりやすく、庭や外回りの管理まで借主に回ってきます。
  • 戸建て賃貸は同条件のマンションより家賃が高くなりやすい。
  • 床面積が広いため、冷暖房などの光熱費がかさみやすい。
  • 物件数が少なく、希望エリアで見つけにくい。
  • 庭や外構の手入れ、防犯対策が借主負担になりやすい。
  • 定期借家契約が多く、長く住み続けられない場合がある。

賃貸一戸建て デメリットの結論

戸建て賃貸のメリットデメリット【MIYOSHI Rainbow TV】|株式会社三好不動産
戸建て賃貸のメリットデメリット【MIYOSHI Rainbow TV】|株式会社三好不動産

結論から言うと、戸建て賃貸の最大のデメリットは「コストと手間がマンションより重い」ことです。

私は戸建て賃貸を3棟保有していて、貸す側として12年やってきました。だからこそ言えるのですが、借りる側のコスト構造は意外と見えにくい。

家賃そのものが高めなうえに、広さに比例して光熱費が増えます。UR都市機構も、戸建ては床面積が広く部屋数が多いことから冷房・暖房などの光熱費が増える傾向があると説明しています。

「広いのに安い」と感じた物件ほど、光熱費・管理負担・契約条件を必ず確認してください。表面の家賃だけで判断すると、住み始めてから後悔します。

一戸建て賃貸の注意点。メリット・デメリットや集合住宅との違い

集合住宅との一番の違いは、建物まわりの維持管理が自分ごとになることです。

一戸建て賃貸の注意点。メリット・デメリットや集合住宅との違い

マンションなら共用部の清掃も外壁の管理も、管理会社や管理組合がやってくれます。戸建ては庭の草むしりも、外回りの掃除も借主の役目になりやすい。

民間の物件解説でも、庭の手入れや外回りの清掃が必要になる点がデメリットとして挙げられています。

防犯面も差が出ます。オートロックがない物件が多く、自分で対策する必要が出てきます。私の物件でも、入居者から「玄関と窓の補助錠を付けたい」と相談されることがありました。

戸建て賃貸と集合住宅の主な違い
項目戸建て賃貸マンション・アパート
家賃同条件だと高めになりやすい戸建てより抑えやすい
光熱費床面積が広く増えやすい部屋が狭く抑えやすい
外回りの管理庭・外構が借主負担になりやすい共用部は管理側が対応
防犯設備オートロックなしが多いオートロック等がある場合も
物件数少なく選びにくい選択肢が多い

一戸建て賃貸物件を借りるメリット

デメリットを並べてきましたが、戸建て賃貸には「広さとプライバシー」という、集合住宅では得にくい強みがあります。

上下階の生活音を気にしなくていい。隣との壁を共有しないので、子どもの足音やペットの鳴き声にもゆとりが持てます。

そして家を所有しないので、固定資産税や大規模修繕の負担を抱えずに済みます。広い家に住みたいけれど買うのはまだ早い、という人には現実的な選択肢です。

私自身、貸している入居者の多くは小さな子どもがいるご家庭か、ペットを飼っている方です。「マンションの隣人トラブルが嫌で戸建てにした」という声は実際によく聞きます。

一戸建て賃貸物件を借りるときの注意点

一生賃貸で過ごして大丈夫?プロが教える賃貸のメリット・デメリット
一生賃貸で過ごして大丈夫?プロが教える賃貸のメリット・デメリット

借りる前に必ず確認すべきは「契約形態」と「家賃以外のコスト」です。

戸建て賃貸は定期借家契約が多い。一建設の解説でも、一軒家賃貸は定期借家での契約が多いとされています。定期借家とは、契約期間が決まっていて、期間が来ると原則として更新されない契約のことです。

つまり「気に入ったから10年住みたい」と思っても、退去を求められる可能性がある。長く腰を据えたい人は、ここを見落とすと痛い目を見ます。

古い戸建ては特に注意です。断熱材が十分でない古い建物では、隙間風などで光熱費がかさむ場合があると前述のUR都市機構も指摘しています。築年数が古い物件は、家賃が安くても光熱費で逆転することがあります。

さらに、内装や設備を自由に変えにくい。賃貸である以上、勝手なリフォームや改修はできないと複数の解説で説明されています。

家賃を払い続けても、その家は自分の資産にはなりません。長く住むなら、同じ広さの持ち家と総額で比べてみるのが正直おすすめです。

ゆとりあるマンション・アパートに住むならUR賃貸住宅がおすすめ

「戸建てほどの手間は避けたいが、広さは欲しい」なら、UR賃貸住宅という選択肢があります。

ゆとりあるマンション・アパートに住むならUR賃貸住宅がおすすめ

URは礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要で、初期費用を抑えやすいのが特徴です。戸建て賃貸で割高になりがちな初期費用を、ここで圧縮できます。

私が元住宅メーカー営業として接客していた頃も、戸建てとURで迷うお客様は一定数いました。管理の手間を天秤にかけると、URに落ち着く方は少なくありませんでした。

防音などの快適性に優れ、緑豊かな住環境がURの魅力!

URの強みは、世帯向けの広い間取りと、緑の多い住環境を両立しやすい点です。

戸建ての「広さ・プライバシー」を求めつつ、外回りの管理から解放されたい人には現実的です。共用部の管理はUR側が担うので、庭の草むしりに追われることもありません。

ただし戸建てのように「隣と壁を一切共有しない」わけではない。完全な独立性を求めるなら戸建て、手間とコストの軽さを取るならUR。ここは好みが割れるところです。

目次

不動産管理会社が考える戸建賃貸が最強な理由 ポイントはリフォーム!
不動産管理会社が考える戸建賃貸が最強な理由 ポイントはリフォーム!

この記事では、戸建て賃貸のデメリットを「契約・コスト」「建物・設備」「暮らし」の3つの角度から整理しました。

  1. 戸建て賃貸のデメリットの結論(コストと手間が重い)
  2. 集合住宅との具体的な違い
  3. 借りるメリットと選ばれる理由
  4. 借りる前に確認すべき契約とコスト
  5. URという代替案の検討

一建設の分譲戸建住宅

長く住むなら、賃貸より分譲戸建てを買ったほうが総額で得になるケースがあります。

一建設の分譲戸建住宅

賃貸では家賃を払っても資産として残らない。これはSUUMOや民間解説でもデメリットとして挙げられています。

5年、10年と同じ家に住む見込みがあるなら、一度は分譲戸建ての総支払額と比べてみてください。家賃と返済額が近いなら、買う選択が現実味を帯びます。

地域から新築一戸建てを探す

戸建て賃貸は物件数が少ないため、賃貸にこだわらず購入も視野に入れると選択肢が広がります。

UR都市機構も、戸建て賃貸は「物件の選択肢が少ない」と明記しています。希望エリアで賃貸が見つからないなら、新築の購入物件まで含めて探すほうが早いことがあります。

私が物件を仕入れる立場で見ても、賃貸に出ている戸建てはエリアによって本当に数が限られます。余裕を持ったスケジュールで動くのが鉄則です。

1. 事前に知っておきたい、一軒家賃貸の2つの種類

マンション VS 戸建て どっちが良い?維持費や資産価値から徹底比較!
マンション VS 戸建て どっちが良い?維持費や資産価値から徹底比較!

戸建て賃貸には「個人所有を貸し出すタイプ」と「賃貸用に建てられたタイプ」の2種類があります。

この違いを知らないと、入居審査や契約条件で戸惑います。どちらかで、貸主の事情も設備の新しさも変わってくるからです。

一軒家賃貸の2つの種類
種類特徴注意点
個人所有の一軒家家主の事情で一時的に貸し出される定期借家になりやすく築古も多い
賃貸用の一軒家投資目的で建てられた物件比較的新しいが家賃は高めになりやすい

1.1. ①家主の事情で貸し出される「個人所有の一軒家」

個人所有の戸建て賃貸は、転勤や相続などで一時的に貸し出されるケースが中心です。

1.1. ①家主の事情で貸し出される「個人所有の一軒家」

このタイプは定期借家契約が多く、家主が戻ってくる予定があると、住み続けられない場合があります。築年数が古い物件も多いので、断熱や設備の状態は内見で必ず確かめてください。

正直、家賃の安さに惹かれて飛びつくと、光熱費と契約期間で後悔しやすいのがこのタイプです。私が貸す側でも、築古の戸建ては入居者への事前説明を一番丁寧にしています。

よくある質問

戸建て賃貸を検討する人からよく受ける質問に、貸す側の立場から率直に答えます。

よくある質問

賃貸一戸建てのデメリットとは?
主なデメリットは、同条件のマンションより家賃が高くなりやすいこと、床面積が広く光熱費がかさみやすいこと、庭や外構の管理が借主負担になりやすいことです。物件数が少なく、定期借家契約も多いため、希望どおりに長く住めない場合もあります。
賃貸一戸建ての費用はどれくらいかかる?
具体的な金額は物件によりますが、家賃に加えて光熱費が集合住宅より増えやすい点に注意が必要です。UR都市機構も、床面積が広く部屋数が多いため冷暖房の光熱費が増える傾向があり、断熱性の低い古い建物ではさらにかさむ場合があると説明しています。家賃だけでなくランニングコスト全体で予算を立ててください。
賃貸一戸建ての探し方・始め方は?
物件数が少ないため、余裕を持ったスケジュールで動くのが基本です。契約形態(定期借家かどうか)と入居審査の準備を整え、周辺環境や防犯・耐震の状況を内見で確認しましょう。長く住むなら、同条件の持ち家と総支払額を比べることをおすすめします。
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こんにちは。この記事について、下の候補から選ぶか、自由に質問できます。

梶原 誠一

戸建て賃貸物件3棟保有(累計投資経験12年) ・ 元大手住宅メーカー営業担当(8年勤務)

自身も戸建て賃貸物件を複数保有する兼業投資家として、現場で得た一次情報をもとに初心者が迷いやすいポイントを丁寧に解説します。数字と実体験の両面から、読者が具体的に動き出せる記事を心がけています。

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